BLK360 G2で精度の高い測量を実現!E57ファイルとは?
BLK360 G2で高精度な測量を実現!E57ファイルについてわかりやすく解説
E57は建設業界において広く使われるファイル形式で、点群やメタデータなどの画像データの保存・共有が可能です。E57の書き出しが可能な3Dレーザースキャナー・BLK360 G2はスキャン速度が速く、高精度な測量を実現します。
測量をするなら知っておきたい!E57ファイルとは?
測量をはじめとした建設関連の仕事をするうえで、E57ファイルは欠かせない用語です。建設の仕事で見かけることが多く、普段から使用していても、他ファイルとの違いや特徴を把握していない方もいるかもしれません。こちらではE57ファイルについて概要や実現できること、比較されがちなMatterPakとの違いを解説します。
E57ファイルとは?
E57はASTM E2807規格で定義され、多くのベンダーで活用できる高密度の点群ファイルです。拡張子は「.e57」で表示されており、点群や画像、メタデータなどの保存や共有に活用します。特定のベンダーに依存しないファイル形式であり、幅広い3Dデザインアプリケーションで利用できます。
なお、E57ファイルを利用するためには、Matterport Professionalプラン以上に登録が済んでおり、かつ以下の機器に限ります(2023年現在)。
- Matterportシリーズ(Pro3、Pro2、Pro2 Lite、Pro)
- Leica BLK360 G1
ダウンロードは以下の手順で行いましょう。
- Matterport Cloudにログインする
- E57ファイルを注文するスペースを選ぶ
- 取得ボタンを選択し、記載内容を確認したのちに注文する
なお、購入後はE57ファイルを作成するまでに、15分~数時間を必要とします。データの大きさによっては時間がかかるため、利用の見込みがある場合はあらかじめダウンロードして環境設定を行うとスムーズです。
E57ファイルは誰が使うのか
E57ファイルを活用するのは、以下の業界や職種が該当します。
- 建築家
- ゼネコン関連
- MEPエンジニア
- 機械エンジニア
- 電気エンジニア
- BIMマネージャー
- VDCマネージャー
他にも、複雑なワークフローを完了するために、Matterpak.XYZファイルよりも高密度の点群データを必要とする建設専門家に活用されています。
また、E57のファイル形式では以下の格納が可能です。
- 点群データ(ポイントクラウド)
- 点群属性における色彩や対象物の強度
- 2Dや3D画像
- メタデータ
E57は建設や建築関連で設計を行う際、空間を詳細に把握できるため設計時に齟齬が生じにくいのが特徴です。また現場の担当者と他の関係者で、対象物の情報をより明確に共有できる点がメリットです。近年ではその機能を活用して、メタバースへの応用も見られます。建設業界での活用はもちろん、最先端技術のさらなる発展や研究シーンにおいてもE57の使用が期待されるでしょう。
E57とMatterPakの違い
E57はMatterPakと混同または比較されることがあります。MatterPakは性能よりもアクセスの利便性を優先している特徴があり、スマートフォンやタブレットなどのデバイスから間引きされた状態のデータを確認できます。そのため、データ容量を軽量化し、かつ概要を把握したい場合に最適です。
一方、E57はデータを高密度な状態で確認できます。MatterPakの約10倍の情報量を提供でき、両者のデータを比較すると、画像の鮮やかさや細部までの表示レベルが異なります。両者はアクセスの手軽さと機能の高さそれぞれに特化しているため、手軽さを求めるのであればMatterPakを活用し、より精度の高い詳細な情報を確認したい場合は、E57を選択すると利便性が高まるでしょう。
E57ファイルの書き出しが可能なBLK360 G2の活用をご検討ください
E57ファイルは建設業界で広く用いられるファイル形式で、3Dデザインアプリケーションでの活用が目立ちます。建築家やゼネコン、機械エンジニアなど建物作りのスペシャリストが活用するファイルですが、デバイスによっては書き出しが煩雑な可能性もあります。高精度3Dレーザースキャナー・BLK360 G2であればE57ファイルの書き出しが容易、かつスキャンからデータ共有までスムーズに行えるため、測量業務の効率化を検討する場合におすすめです。
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